Method
ハリウッド式とも言われる
ボイストレーニング方法について
Vocology in Practice -ViP
日本で「ハリウッド式」とも呼ばれるボイストレーニング、Vocology in Practice。
私はVocology In Practiceという世界で最も医学的かつ科学的な研究を進めるチームに所属し、声の研究を重ねています。
マイケル・ジャクソンやスティービーワンダーも使っていたボーカルメソッドであり、今最も多くのハリウッドスター達に支持される発声方法です。
Training Categories
1. Voice Training
あなたが歌っているとき、喉の奥の声帯では主に5つの筋肉が絡み合い複合的に作用することで声が生まれています。「ボイストレーニング」のセクションでは、この複雑に絡み合っている声帯の筋肉を正しく育てていくことで、声質・声量・音域を自由自在に操れる柔軟性の高い声帯を作っていきます。
ここではあえて“操る”という言葉を使っていますが、そこには声を理由にしてアーティスト性を狭めて欲しくないという想いがあります。
高音への苦手意識から中低音のみに音域を制限して歌うアーティストさんは沢山いますが、正しいステップを踏めば、実は高音で分厚い声を出せるようになります。
世界の歌姫と言われているクリスティーナアギレラやレディーガガなどが使っているような力強い低音と密度の高い高音は、実はトレーニングで習得出来るんです。
ボイストレーニングは、高い声が出ない、声がこもっている、高音になると声質が変わってしまう、歌い続けると喉が痛くなる…こんなお悩みを抱えている方に特におすすめです。
また、ミックスボイスを習得するために必要なのもこのトレーニング。初回レッスン後、お一人お一人の現状の声に合わせたトレーニングメニューをオーダーメイドで作成するため、あなたの理想の声まで最短ルートで導きます!
自分に歌える歌を選んでいたあなたから、どんな曲もあなたらしく歌える自分に進化して欲しい。あなたの声は世界で一つだけのスペシャルなギフトです。
少しだけ”頑張る”のベクトルを変えるだけで歌の世界は大きく変わります!
2. VoCAL Training
「ボーカルトレーニング」のセクションでは、ボイストレーニングで作り上げた声を実際に楽曲の中でどのように使っていけば良いのかという声のチューニングと、聞く人の心に歌を届けるためのテクニック(ビブラート、リズム、フェイク、ノイズ発声、声の押し引きなど)を課題曲を用いて実践していきます。
ボーカルトレーニングに集中したレッスンは数回で歌唱力がある程度まではグンと上がるため、自信やモチベーション向上にも繋がります。
ここでお気づきの方もいると思いますが、これら2つのトレーニングはそれぞれ違うベクトルを向いているようで、実際には大きく関与し合っています。声を作るだけでは宝の持ち腐れになってしまうし、歌の細かなテクニックだけでは声帯を使ったダイナミックなアプローチが出来ません。ふたつのトレーニングが影響を及ぼし合い、相乗効果で歌唱力を底上げします。
ViP Method
最も確実に効率良くミックスボイスが習得できるように
精巧なトリックが散りばめられてるメソッド
私の言葉で説明すると、ViPのボイストレーニングは精巧なトリックがつまった、ミックスボイス習得のためのメソッドだと思います。
たとえば
Nayの母音を選ぶ
あえてスケールは上からのアプローチ
スタートの音の高さ
などなど。それぞれ細かな違いですが全てが計算されていて、理由があります。
私はレッスンの中で生徒さんにそれぞれのトレーニングを何のためにやっているのかまで簡単に説明するようにしています。
そうすることで理解が深まり、誤った方向に行きづらく、また効果を最大化させる狙いもあります。
通常、長い時間を必要とする”声の悩み”
初回のレッスンで必ず”気付き”を掴んでもらいます。そこからはミックスボイス習得までの道のりを裏で支えさせて下さい。
低〜高音と一本に繋がった声を手に入れたあなたは今までの「音域」という大きなバリアから解放されて、自由にのびのびと発声を気にすることなく”声を操って”あなたを歌で表現できるようになるでしょう。
Merit
メソッドが確立されていることのメリット
人によって、「ボイトレメソッドは信頼できないし、それでは型にはまってしまう!自分の良さが無くなってしまうのでは?」と思う方もいると思いますが、これは真逆です!あなたの持ち味を引き出しやすくするために、メソッドやルールがあると思ってください。
皆さんも経験あるかもしれませんが、仕事や趣味のなかでも整頓化されていた方が成果が目に見えやすかったり、ルールがあるからと言って一見同じように見えることをやっていても全員同じ結果にはならないですよね。
例えば、母音一つ「ア」の発音ひとつとっても様々な出し分けができます。
アとエの間
真ん中のア
オ寄りのア
他にも、トレーニング中に使うワードが複数の生徒さんの中で同じでも、
喉の位置の高さ
口の中の広さ
舌の長さ
など、一人ひとりの口の形によって最適なアプローチは異なってくるのです。
メソッドは同じでも一人一人アプローチが異なるイメージがしていただけるのではないでしょうか。
また、最初に生徒さんに必要なトレーニング方法を選び間違えてしまうと、抱えている問題がもっと根深くなってしまうことが多々あります。例えば、高音を張り上げて出してしまう生徒さんに地声感を強くするようなトレーニングを与えてしまうと、声が枯れて音域がもっと狭まってしまいます。お医者さんが処方箋を出すように、ボーカルコーチは一人一人に最適なメソッドを選び、カスタマイズして提供しています。
そして、このメソッドは一流のハリウッドスターからの実績に加えて、自身も約20年の苦悩が解決できたというのを体感しているからこそ自信を持ってお勧めできます。
Feature
従来のトレーニングとの違い
腹式呼吸で!
お腹から声を出して!
もっと口角あけて!
もっと声を前にとばして!
ボイストレーニング中、こんなアドバイスを受けたことはありませんか?
自分なりに一生懸命お腹に力を込めて歌って、ますます力んで逆効果になってしまうんですよね。私も何人もの先生からこんなアドバイスを教わり、無理やり声を張り上げ続けました。
ですが・・・この方法では、残念ながら歌は上手くなりません。
「腹式呼吸」というのは結果論であって、出来てる人は簡単に説明できるのですが、出来ない人は「腹式呼吸」から作ろうとしても中々歌に取り入れていくことが出来ません。
ViPのメソッドは、トレーニングを重ねていった結果、気付いたらお腹に支えが出来ている状態(腹圧)、腹式呼吸で声を出すことが自然に培われるプログラムになっています。
だから、抽象的なアドバイスであなたを混乱させてしまったり、
ふわっと出来た気にさせてしまうことはありません。
確かなアドバイスをもとに最短距離で声と歌う技術を改善し、歌に対するパッション・モチベーションを引き伸ばすお手伝いができると確信しています!
Mix Voice
ミックスボイスとは?
ボーカルコーチを探しているみなさんなら、ミックスボイスという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
初めて聞いたという方に向けて、一度説明させていただきます!
あなたは普段歌う時、ある一定の音を境に、自然と裏声に切り替えていませんか?
アーティスト本人は地声で歌っているように聞こえるから真似して歌ってみたら、とても高くて地声で歌えなかった!声を枯らしてしまった!という体験をしたことがある人はたくさんいらっしゃると思います。
この地声と裏声が切り替わるポイントは、ブリッジ/換声点/ブレイクポイント(break point)と呼ばれていて、稀にいる例外の方を除いて、ほぼ全ての人が持っています。
一般的なブリッジの位置は女性は第1A〜B、第2E〜F#/男性は第1E〜F、第2A〜Bあたりで起こると言われています。
このブリッジのせいで私たちは思うように歌えないと感じさせられているわけです。一言でいったら、嫌なポイントです。しかし、逆に考えると可能性に満ちた大きな変化が起こる場所です。多くの場合楽曲のうちBメロの後半またはサビあたりで印象的に使われやすい音程でもあります。
ブリッジの切り替えは非常に難しく、声のバランスを保つのにコツが必要です。
そのまま張り上げ、ジャイアンのように歌い続ける
声質を変えて喉を締めて高音を歌う(キンキンと響く耳鳴りな声のイメージ)
低音も裏声で歌い声に表情がなくなってしまう
などの症状に陥ってしまいやすいんですね。
ここで、ミックスボイスという解決策が登場するわけです。
表にあるように、ミックスボイスとは地声と裏声を混ぜて作る声のことを言います。
地声を出す時に必要な筋肉(TA: 甲状披裂筋)と裏声の筋肉(CT: 輪状甲状筋)は違っているため、私たちが普段歌っている時は、このどちらか一方の筋肉に思い切り力を入れてしまっているイメージです。
皆さんは、二人でシーソーに乗ったことはありますか?両側の人がそれぞれ跳ねるために脚力が必要となりますが、空中で止まろうと思ったら、2人の息がぴったり合わないと難しいですよね。
ミックスボイスを出す時のイメージは、このシーソーのように二つの筋肉をバランス良く使ってあげることが肝になります。
普段私たちの声が途中でひっくり返ってしまうのは、この二つの筋肉を同時にバランス良く使うトレーニングを積んでいないからです。裏を返せば、ここの筋肉を鍛えることで、ミックスボイスは誰にでも習得できます。
先程のシーソーが空中にピタッと止まり、音程の変化中リアルタイムに地声と裏声の筋肉が絶妙なバランス感覚を保っているとき、張り上げることもひっくり返ることもなく地声ー裏声の一本化、リアルタイムに両方の%を混ぜながら(例:地声80%裏声20%、地声50%裏声50%)自由に歌うことができるようになります。
こちらのYouTube動画でも詳しく解説しているので、ぜひ見てみてくださいね!
私のレッスンでは、主に①ボイストレーニングでこのミックスボイス習得に必要な地声と裏声の筋肉を鍛え、両者のバランス運動に必要な筋肉をはじめとする目には見えない喉の奥の声帯の筋肉をバキバキにしていきます。必ず習得させますのでついてきて下さいね!
それと並行して、②ボイストレーニングでビブラート、声の押し引き、リズム、フェイク、ノイズ発声etc ボーカル技術、テクニックを実際に課題曲を使って練習し、高めていきます。
そうです、①だけでは宝の持ち腐れだし、②だけでは小手先だけで基礎がないのでレベルを底上げすることはできません。
①②お互いが影響を及ぼし合っていてある程度できてきた時に相乗効果で爆発力を生み出します。