Introduction

私がハリウッド式ボイストレーニングと出会うまで

声についてこんな悩みはありませんか?

  • 自分の声質が嫌いだ

  • 決められた音程を歌えない

  • 高音で叫んでしまって苦しい

  • 中音域の歌が歌えない

  • 高音と低音の間に溝があり、同じ声質で歌えない

  • 中高音域でひっくり返ってしまう

  • 一曲通して歌うと喉がヘトヘト

  • 声がのっぺり、リズム感がないと言われる

  • クラシックからポップス向きの声にしたい

  • 録音された歌声にプロっぽさが出ない

それぞれ声の悩みがあると思います。
自分の声に自信がない人は人前で歌いたいなと思いながらも、自分には才能がないと諦めている人がほとんどです。プロとして活動されている方の中でも、声に関しては自分の限界の範囲内である種の諦めを持って謳われている方も意外と多いのが現状です。

実は、約10年歌と向き合ってきた私自身がまさに誰よりも自分の声について悩んできました。自分は元々、男性並に低音域の声帯を持っているため、低音でしか歌うことができず、心では高音域が得意な声質に憧れの気持ちを抱き、日本では10名以上のボイストレーナーを渡り歩いてきました。今の私と同じように海外メソッドを教えてらっしゃる方のレッスンも受けましたが、変わることができませんでした。

でも、それってその先生やそのメソッドが悪かった訳では全くないのです。

理由は、その時の生徒さんのアーティスト活動状況やメンタル面でのマインドセットが大きく関与してくるからなんです。

正直なにが一番大事かと言われたらこのマインドセットが一番大事です。なぜなら、ボイストレーニングってダイエットや筋トレをやったことがある方なら分かると思うのですが、”継続できる環境に身を置く”というのが一番大切なんです。例えば、腹筋を毎日100回やれなんて過酷なことは言いませんが、毎日5回をルーティンにしてと私は生徒さんに言います。

後者をできる人が自分自身を変えることができる人で、それって人生全般に言えることだと思います。そして、今なぜこれをやっているのかという大きなモチベーションが非常に大切になってきます。それは私が今も学び続けているLAのコーチ陣から肌で学んだことでもあります。

当時、半ば諦めかけていた私の価値観をひっくり返してくれたのは、私がLAに拠点を移し、ハリウッドのボーカルコーチ集団「Vocology in Practice」で世界のトップアーティストやハリウッドのボーカルコーチをしているDaveとの出会いでした。

私たちの身体というものはとてもデリケートで、大きな可能性を秘めている世界に一つだけの楽器です。それを生かすも殺すもあなた次第で、声はいつからでも変幻自在に変えられることが科学的に証明されています。そして、そこには身体だけでなくマインドが多く関係しています。

彼から教わったこの考え方は、私を強く勇気付けました。

You’re working too hard. When you feel like you’re working hard, it doesn’t mean it sounds good to me, it just sound worked. This is a problem that a lot of singers have…”It doesn’t sound powerful enough or loud enough”..Yes it does! But this is NEW, that’s all.

思い込みだったのです。10年以上の月日をかけても見つけられなかった”本当に育てるべき声”を初めて見つけることができました。ようやく私は自分の中に秘めていたまだ不完全ではあるけど温かく芯のある声に出会うことが出来たのです。疑いながらのその瞬間は今でも鮮明に覚えています。レッスン中、歌っている私自身は弱々しいと思いながら声を出していましたが(思い込みがとれていない状態)、これを育てていくんだと自分の声とコーチを信じてレッスンを重ね、彼から言われたフレーズをボイスレコーダーで聞き返しトレーニングしていくうちに、この意味が段々分かっていき、気付いたら低音から地声まで一本になる声を習得していました。

これだ、これを育てていくんだ、と初めて”気付く”ことが出来ました。

この”気付く”というプロセスがその後の私の音楽人生を大きく変えてくれました。今では低〜高音まで自在に音程、強弱を操ることができるようになり、当時の自分の歌い方であったパワーで押し出すしかなかった声も上手く混ぜるなどして(ベルティングミックス)コンプレックスを一つのスパイスに変えて使うことができるようになりました。

私が何度も諦めかけた「自分の本当の声の魅力を見つける」というプロセス、感動を少しでも多くの人に味わってもらうため、それから私はVocology in Practiceのメソッドを習得し、自らもボーカルコーチとしてLA現地の生徒に/日本から歌を学びに来るアーティストに教えていくようになりました。

それじゃあ、なぜ今日本の皆さまにもこのメソッドをお伝えしようと思ったかー。
それはやっぱり、他でもない私自身が日本国内で音楽活動していた時に、このメソッドとマインドセットに10年以上出会えず、先の見えない自分の声のコンプレックスに常に苦しめられていたから。

今、音楽で夢を追いかけている方、自分の歌声を好きになれなくて困っている方、一人でも多くの方に私たちのメソッドを届けたいと思ったからです。

近年は特に、スマートフォンの普及や昨年のコロナも影響してオンラインでのレッスン形態が急速に拡大しています。日本にいながら、LAの本場のボーカルトレーニングをぜひ体験してみてください。

歌は才能ではありません。

身体が学び続けていれば誰でも自由自在に声を操って歌えるようになります。そして、私もそうであったように早いも遅いもありません。自在に声帯を動かすことができるようになる→歌で表現をつけることができ、歌うことがもっともっと楽しくなります。

なにかがコンプレックスになって人前で歌うのを足踏みしている人っていると思います。

何のためにボイトレを受けるのか?

動機や悩みはそれぞれだと思います。

一番大切なのは、あなたがどういう意識で歌うことに向き合うかです。

それはプロを目指している/目指してはいないけどいい歌を歌えるようになりたい人も皆一緒であって、音楽って人生を通して長く楽しんでいくライフワークだと思います。

今や音楽活動の幅も広がっていて、ライブハウスという対面型だけでなくSNSのみでの活動だったりで、様々な事情でプロの歌手を目指すということをしてこなかった才能のある会社員の歌い手さんも沢山生まれています。自分の好きな時期やタイミングで年齢も気にせず音楽をライフワークにするのが可能な時代になりました。

一生涯付き合っていくものだからこそ自分の好きなタイミングで“好きな音楽と向き合う時間だったり、自分が歌うことで誰かをちょっと笑顔にできたら最高じゃないですか!

そのときにどうしても声の自由さや音域の壁が”歌い手の自由”を奪ってしまうので、それをとっぱらい、歌う人が何の制限なく”自由自在にあなたらしい歌を歌うこと”ができるよう全力でサポートさせて下さい。

ハリウッド第一線で活躍するLAのコーチ陣たちとタッグを組んで、あなたをあなたのなりたい声、アーティスト像に近づけるよう、世界に通づるアーティストになれるよう全力でサポートさせて頂きます。一緒に頑張りましょう!